カラーリングを繰り返したら将来禿げるって本当?

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「髪を何度も染めていると頭皮に悪い」とか、「カラーリングを繰り返すと将来禿げる」という言葉を耳にしたことがあるのではないでしょうか?

なんとなく髪の毛を染めると頭皮に悪そうとは思いつつ、おしゃれのためにはカラーリングがかかせないという人もいるかもしれません。

今回は、カラーリングが頭皮や髪の毛に与える影響についてご説明します。

どうしてカラーリングをすると頭皮や髪の毛に悪影響を与えるの?

どうしてカラーリングをすると頭皮や髪の毛に悪影響を与えるといわれているのでしょうか?

これは、カラーリング剤に含まれる化学合成成分が頭皮や髪の毛に刺激を与える可能性があるためです。

カラーリング剤には、パラフェニレンジアミン(PPDA)という合成化学染料が含まれています。このジアミンという成分は、様々な色合いを容易に作り出すことができ、鮮やかな濃い色に染めることができるため、多くの市販のヘアカラー剤や白髪染め剤に使用されています。

ジアミンは非常に刺激が強いため、単体では劇薬に指定されている国もあります。アレルギーを引き起こしやすいということでも問題視されており、消費者庁からも注意が呼びかけられています。

ジアミンアレルギーの症状

ジアミンアレルギーの症状には、以下のものが報告されています。

  • かぶれ
  • 赤み
  • 痒み
  • ただれ
  • 瞼や顔面が腫れる
  • 浸出液が出る
  • 呼吸困難

アレルギーの症状や重症度は体質や体調によっても変わります。あるときには軽い症状で済んだとしても、次も軽い症状で済むとは限りません。突然重症化したり、アナフィラキシーショックを引き起こすこともありますので、ジアミンアレルギーの可能性がある人は特に注意が必要です。

ジアミンアレルギーは、一旦発症すると、以後ジアミンが含まれた髪染め剤を使用することはできなくなります。

カラーリングを繰り返すと将来禿げるって本当?

さて、本題に入りましょう。

「カラーリングを繰り返すと将来禿げる」というのは本当なのでしょうか?

結論から言えば、今のところカラーリングをすると薄毛になるという明確な研究結果があるわけではないので、カラーリングが原因で禿げると断定することはできません。

カラーリングをすると頭皮にどの程度のダメージが蓄積されるかについては、カラーリングを行う頻度や薬剤の強さなどによって異なります。また、皮膚の丈夫さや毛根の強さ、遺伝、体質などによっても異なります。

そのため、「カラーリングをしたから禿げた」「カラーリングのせいで毛根が弱った」などとは一概には断定できないのが現実です。

2〜3ヶ月に1回くらいしか髪を染めないのであれば、それほど頭皮にダメージを与えることはないという意見もあります。

しかし、市販のヘアカラー剤には、実際に頭皮にダメージを与えるような刺激のある化学成分が含まれているのも事実です。

多くの人にとっては全く問題のない成分であったとしても、体質によっては大きなダメージを受ける場合もあります。アレルギーの有無や、外的な影響を受けやすい敏感肌かどうかも考慮に入れるべき項目の一つとなるでしょう。

美容師さんがカラーリングの際に手袋を付けるのは、ヘアカラー剤を直に触ると手が荒れてしまうからです。そのような強い薬剤を頭皮に直接塗布することを考えれば、全くダメージがないとは言い切れません。

カラーリングをしてから明らかに頭皮が痛んだり、抜け毛が急増した場合には、薬剤が原因である可能性があります。そのような場合にはすぐにヘアカラー剤の使用を中止し、病院で診察を受けてください。

ご自宅でカラーリングをする場合には、アレルギーの有無を調べるために、必ず48時間前にパッチテストを行いましょう。

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