乾燥?病気?白髪?頭皮が痒くなる原因と対処法

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ムズムズ・ピリピリとした耐え難い頭皮の痒み。酷くなると、生活に支障をきたすケースもあります。

頭皮が痒くなる原因には様々なものがあります。慢性的な病気になってしまう可能性もありますので、放置するのは危険です。まずは原因に適した対策を行う必要があります。

頭皮が痒くなる原因と対処法

頭皮が痒くなる原因には主に以下のものがあります。

  • 頭皮の乾燥
  • アレルギーや炎症
  • 白髪が生える前兆
  • 病気

頭皮の乾燥

頭皮が痒くなる大きな原因の一つが「乾燥」です。一言に乾燥といっても原因は様々で、それぞれに対処法が異なります。

  • 洗浄力の強すぎるシャンプーの使用
  • 洗い過ぎ
  • 栄養不足
  • ストレス
  • 気候や季節
  • 頭皮の日焼け

洗浄力の強すぎるシャンプーの使用

頭皮の乾燥を促進させる原因に、毎日使用しているシャンプーの洗浄力が強すぎるということが挙げられます。

市販のシャンプーには洗浄力の強い合成界面活性剤(洗浄成分)が含まれています。界面活性剤は、シャンプーに含まれる成分のうち水の次に多いもので、頭皮に大きな影響を及ぼします。

特に注意したいのが、ラウリル硫酸ナトリウムやラウレス硫酸ナトリウムという成分です。これらはコストが安く、泡立ちやすいため多くの市販のシャンプーに使用されています。しかし、洗浄力や脱脂力が強いため、頭皮の乾燥を促進させることが指摘されています。

シャンプーを購入する際には成分表示を確認し、洗浄力の強すぎないを選ぶようにしましょう。

シャンプーに含まれるラウリル硫酸ナトリウムの危険性と頭皮へのダメージとは

洗い過ぎ

頭皮の洗い過ぎも乾燥肌を悪化させる原因の一つです。朝シャンと夜シャンなど、1日に何度もシャンプーをしたり、1度に使うシャンプーの量が多すぎたりすることで、頭皮の皮脂を除去しすぎてしまいます。

皮脂を取りすぎると頭皮がむき出しになり、乾燥が進むだけではなく、免疫力や頭皮のバリア機能が低下し、様々な頭皮トラブルを引き起こしやすくなります。洗い過ぎやシャンプーの使い過ぎには注意が必要です。

栄養不足

皮膚の乾燥は栄養不足によっても引き起こされます。ダイエットや偏食で栄養が不足すると、髪の毛や皮膚に影響があらわれます。

皮膚に最も必要な栄養素はたんぱく質です。肉や魚介類などの動物性食品に含まれる動物性たんぱく質は、吸収が良いという性質があります。大豆製品などに含まれる植物性たんぱく質は、食物繊維が含まれているため吸収率が落ちます。

血管壁を丈夫にして血行を良くするビタミンE、皮膚の状態を整えるビタミンB2・B6、血行改善に役立つ生姜や唐辛子なども適度に摂取すると良いでしょう。

皮膚の皮脂分泌を良くするためには、ある程度の脂質も摂取する必要があります。アマニ油やエゴマ油、DHA・EPAに含まれるオメガ3必須脂肪酸を摂取するのもおすすめです。

ストレス

ストレスは毛細血管を収縮させるため、皮膚の血行が悪くなりがちです。また、自律神経の乱れにより、正常な皮脂の分泌ができなくなるため、皮膚がカサカサに乾燥したり、逆に大量に皮脂が分泌されてしまうという事態に陥ります。

また、ストレスによりホルモンバランスの崩れを引き起こしやすくなります。女性ホルモンには皮膚を保湿し、きめ細かく弾力のある肌を維持する働きがありますが、ホルモンバランスが崩れることにより皮膚の乾燥が進みやすくなります。

気候や季節

湿度が低く、空気が乾燥している冬の季節には皮膚の乾燥が進みやすくなります。

静電気の発生も髪や頭皮の乾燥を進ませる原因となります。静電気の発生を抑えるために、髪の毛にオイルや洗い流さないトリートメントを使用したり、静電気の発生しにくい素材の洋服を選ぶ必要があります。

また、プラスチック素材のブラシは静電気が発生しやすいため、木製や豚毛などの天然素材のブラシを選ぶのもおすすめです。

頭皮の日焼け

頭皮の日焼け対策を行っていないという人も多いのではないでしょうか?

紫外線によりダメージを受けると、火傷と同様の症状があらわれ、皮膚の乾燥を促進します。また、細胞やDNAが破壊されるため、老化を著しく早めることが明らかになっています。

頭皮の日焼けを予防するためには、日傘や通気性の良い帽子、頭皮用の日焼け止めの使用などの方法があります。

アレルギーや炎症

ヘアケア用品に含まれる成分や、カラーリング剤等に含まれる化学薬品により、アレルギーや皮膚の炎症を起こすケースがあります。

ヘアケア剤によるかぶれや炎症

シャンプーやコンディショナーなどに含まれる成分が頭皮に刺激を与え、かぶれや炎症を引き起こすことがあります。特に乾燥肌・敏感肌の方は注意が必要です。

使い続けても改善することはほとんどありませんので、異常を感じたらすぐにご使用をおやめください。症状が酷い場合には医師の診察を受けましょう。

カラーリング剤によるアレルギー

カラーリング剤や白髪染め剤に含まれるパラフェニレンジアミン(PPD)という成分がアレルギーを引き起こすとして、消費者庁が注意を呼びかけています。

ジアミンアレルギーの症状としては、痒みやかぶれ、ただれ、炎症などの他、呼吸困難などの重篤な症状を引き起こすこともありますので注意が必要です。

白髪が生える前兆

頭皮がむず痒くなるのは白髪が生える前兆という話を聞いたことはありませんか?実はこれ、単なる噂話ではなく根拠のある事実なのです。

資生堂の研究によれば、白髪は黒髪よりも太く、伸びるスピードも非常に早いということが明らかになりました。

元々は黒髪が生えていた毛穴ですが、そこから黒髪よりもさらに太い白髪が速いスピードで伸びるため、毛穴に刺激が加わり頭皮がむず痒く感じてしまうのです。

白髪が増加する前兆を感じたら、早めに予防対策を行いましょう。

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病気

頭皮に痒みが生じる病気としては、以下のものがあります。

脂漏性皮膚炎

脂漏性皮膚炎は、皮膚に赤い炎症やかさぶたができ、大きなフケが発生する病気です。頭皮にフケや角質がたまりやすいため、痒みを引き起こすことがあります。(⇒脂性フケ

頭皮の皮脂分泌が過剰であることと、皮膚常在菌であるマラセチア真菌が異常繁殖を引き起こすことが原因であるといわれています。

マラセチア真菌はカビの一種で、皮脂を餌に繁殖していきます。そのため、皮脂の分泌が多いと症状が悪化しやすくなります。

脂漏性皮膚炎は、ステロイド薬などで症状を抑えることができるますが、完治することはないため、生活習慣の改善が必要です。

頭部白癬(しらくも)

頭部白癬は白癬菌の繁殖によって頭皮に様々な炎症を引き起こす病気です。白癬菌が足に繁殖したものが水虫です。

白癬菌は身体を密着させる格闘技のようなスポーツやペット、タオルや帽子の貸し借りなどで感染していきます。悪化すると髪の毛が抜け落ち、円形脱毛症のような脱毛斑ができることもあります。

頭部白癬が自然に治癒することはありませんので、病院で治療を受ける必要があります。また、常に清潔を保つように生活習慣を改善することが求められます。

頭皮の乾燥を防ぐ方法

頭皮の乾燥による痒みに対処するためには、「皮脂を取りすぎないこと」と「保湿」が大切です。

頭皮の保湿に役立つ栄養素を摂取する

セラミド 細胞間脂質の主成分・皮膚のバリア機能の維持
ビタミンA 粘膜や皮膚を健康に保つ
ビタミンB2・B6 細胞の新陳代謝に役立つ
ビタミンC コラーゲン生成に役立つ
ビタミンE 皮膚の血行促進・血管壁を丈夫にする
αリノレン酸 真皮に多く含まれる・皮膚のバリア機能の維持
亜鉛 皮膚の代謝に必要
オメガ3必須脂肪酸 美肌効果・抗炎症効果・免疫力UP

アミノ酸系シャンプーを使う

市販のシャンプーには洗浄力の強い合成界面活性剤が使用されていることがあります。そのため、シャンプーを選ぶ際には洗浄成分をチェックする必要があります。

特に加齢や体質よる乾燥肌・敏感肌の方は、洗浄力がソフトで皮脂を取りすぎないアミノ酸系シャンプーを使用するのがおすすめです。

ただし、脂漏性皮膚炎や頭部白癬を発症している方は、一般のシャンプーを使用しても症状が改善することはありません。必ず専用の抗菌シャンプーを使用するようにしてください。


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髪の毛は早めに乾かす

髪の毛を濡れたまま放置すると、逆に水分の蒸発を招き、頭皮の乾燥が促進します。シャンプー後の濡れた髪の毛はしっかりとドライヤーで根元から乾かしましょう。

育毛剤を使用する

頭皮の保湿には、保湿成分が含まれた女性用育毛剤を使用するのもおすすめです。育毛剤には頭皮に様々な栄養を与え、有効成分を皮膚から浸透させるという働きがあります。頭皮の老化予防にも効果が期待できます。

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