頭皮が乾燥してフケがパラパラと落ちてくるときの原因と対処法

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乾燥したフケがパラパラと大量に肩に落ちてしまう。頭皮はカサカサして乾燥気味。

このような症状が出たら、乾性フケの可能性があります。

フケには、頭皮の乾燥が原因の「乾性フケ」と、皮脂の分泌過多が原因の「脂性フケ」の2種類があります。

頭皮の乾燥が進むと、痒みやかぶれ、炎症を引き起こしやすくなり、フケ以外の症状に発展する恐れも。

ここでは、乾性フケの原因と対処法について解説します。

乾性フケとは?

乾性フケは、パラパラと肩に降り積もるような乾燥したフケをいいます。

頭皮の乾燥が進むことで皮膚のターンオーバーが早まり、次々にはがれ落ちた角質層がフケとなります。皮脂の分泌が少なく、頭皮が乾燥している人に発生しやすい症状です。

本来、皮脂には皮膚の水分が蒸発するのを防ぎ、外部からの刺激から守るという役割があります。しかし、皮脂の分泌が減ると、頭皮の水分を保つことができず、乾燥が進んでしまいます。

頭皮が乾燥すると皮膚のバリア機能が低下するため、痒みや炎症などの頭皮トラブルを引き起こしやすくなるのに加え、皮膚の老化を早める原因にもなります。

乾性フケの特徴

  • 肩にフケがパラパラと落ちる
  • フケが薄くて小さい
  • 白っぽい色をしている
  • 乾燥肌・敏感肌
  • 頭皮が乾燥している
  • 乾燥性の痒みがある

乾性フケの原因

なぜ乾燥したフケが発生してしまうのでしょうか? 乾性フケの原因には以下のものが挙げられます。

  • シャンプーによる皮脂の過剰除去
  • 栄養不足
  • 生活習慣の乱れ
  • ストレス
  • パーマやカラーリングによる刺激
  • 成長期の子供の新陳代謝
  • 不潔な頭皮環境

シャンプーによる皮脂の過剰除去

洗浄力の強いシャンプーを使用したり、シャンプーの使用量が多すぎると、頭皮の皮脂を除去しすぎてしまいます。フケが出ると、つい1日に何度も洗ってしまいたくなりますが、洗い過ぎも頭皮の皮脂を除去しすぎるため逆効果。

皮脂は、皮膚を外敵から守るために必要なものです。除去しすぎると皮膚のバリア機能が低下したり、かぶれや炎症を引き起こしやすくなります。皮膚の乾燥が進むと角質層が次々にはがれ落ち、乾性フケが発生してしまいます。

シャンプーを選ぶ際には、合成界面活性剤の種類を確認することをおすすめします。最も刺激が強いとされているのは「ラウリル硫酸ナトリウム」や「ラウレス硫酸ナトリウム」であり、これらは乾燥肌・敏感肌用のシャンプーにも使用されていることがあります。

シャンプーに含まれるラウリル硫酸ナトリウムの危険性と頭皮へのダメージとは

栄養不足

ダイエットや偏食などで、乱れた食生活を送っていませんか?

私たちの身体は食べた物によって作られています。栄養が不足すると、皮脂の分泌が減り、水分が保てなくなることで、皮膚がカサカサに乾燥する原因となってしまいます。

たんぱく質や脂質が不足すると頭皮が痩せて皮脂の分泌が減りますし、ビタミンが不足すると皮膚の水分が保てなくなり、カサカサと乾燥した肌になってしまいます。

乾燥して痩せた頭皮からは丈夫な髪の毛は育たないため、抜け毛が増えたり、髪が細くなることもあります。

生活習慣の乱れやストレス

睡眠不足や夜更かし、運動不足などで生活習慣が乱れると、自律神経の乱れを引き起こします。自律神経が乱れると、正常な皮脂の分泌ができなくなり、乾燥を引き起こすことがあります。また、ストレスも自律神経の乱れを引き起こす原因となります。

自律神経が乱れると、交感神経ばかりが優位に働くようになります。交感神経は、動物が獲物を狩るときや、敵から逃げるときに活発に働く神経で、瞬時に動けるように筋肉を固くして身体中を緊張させている状態にあります。これに対し、副交感神経は傷や病気を治癒させたり、疲労回復を行う際に優位に働く神経で、筋肉が弛緩し、ゆったりとリラックスした状態にあります。

ストレスにより交感神経が活発に働くようになると、身体を癒すことができなくなり、新陳代謝や皮膚のターンオーバーが乱れがちになります。また、全身の血行が悪くなるため、皮膚の栄養状態が悪化します。

このように、体内の様々なバランスが崩れることで、皮膚の水分量が維持できなくなり、皮脂の分泌も不安定になってしまいます。

パーマやカラーリングによる刺激

パーマやカラーリングに使われる薬剤は、頭皮に強い刺激をもたらします。体質によっては痒みやかぶれ、炎症などを引き起こしたり、代謝異常や抜け毛の原因になることもあります。

カラーリング剤に含まれる「ジアミン」は、アレルギーの発症例も多く、ただれや炎症を引き起こすことが問題視されています。時にはアナフィラキシーショックを引き起こし、呼吸困難に陥る例もあり、消費者庁などが注意を呼びかけています。

市販のパーマ液やカラーリング剤だけでなく、サロンや美容室で使用される薬剤にも同様の化学成分が含まれています。

トラブルを引き起こしやすい敏感肌・乾燥肌の人は、頭皮に負担になるような強い薬剤を使用するのを控えた方がいいでしょう。

成長期の子供の新陳代謝

成長期の子供にフケが多く発生することがあります。これは、身体がどんどん成長していく過程で新陳代謝が活発になり、皮膚のターンオーバーが早くなりすぎている状態であることが考えられます。

病気ではありませんが、学校生活などで問題が生じる可能性もありますので、親御さんが細心の注意を払ってあげる必要があります。フケは目の細かい櫛で丁寧に取り除き、洗浄力の弱いシャンプーを選ぶようにしてください。

不潔な頭皮環境

当然のことですが、定期的にきちんと髪を洗わなければ、発生したフケが蓄積され、たくさんフケが出ているように見えます。

また、枕カバーや布団カバーをいつまでも取り替えなかったり、いつも同じバスタオルを使用していると、皮膚常在菌(カビ)が異常繁殖を起こし、頭皮環境の悪化につながります。

「フケ=不潔」ではない

フケは、皮膚の角質層がはがれ落ちたもので、多かれ少なかれ誰にでも発生するものです。「フケ=不潔」という偏見をもたれやすいのですが、多くの場合清潔さとは関係がありません。

精神的に追いつめられることで、さらに症状が悪化することもありますので、あまり深刻に悩みすぎないようにしてください。

乾性フケを改善する方法

乾性フケは、様々な原因により頭皮の乾燥が進むことで発生しやすくなります。

頭皮の乾燥を抑えるためには、「体質改善」と「頭皮の保湿」が大切です。

  • 食事の改善
  • 適度な運動
  • ストレスの解消
  • 洗浄力の弱いシャンプーを使う
  • 頭皮を保湿する

食事の改善

頭皮の水分量を保ち、適度な皮脂分泌を保つためには、バランスの良い食事をとり、規則正しい生活を送ることが大切です。

たんぱく質は健康的な皮膚を作るために必要な栄養素です。肉や魚などの動物性たんぱく質と、大豆製品などの植物性たんぱく質の両方をバランス良く摂取しましょう。動物性たんぱく質は吸収が良いという特徴があります。植物性たんぱく質はヘルシーなのですが、食物繊維が含まれるため、吸収が悪いのが特徴です。

また、ビタミンAの欠乏は、皮膚の乾燥や角質化をもたらします。βカロテンは体内でビタミンAに変わるため、緑黄色野菜を多く摂取しましょう。

このほか、血行を良くするビタミンE、肌をみずみずしく保つビタミンC、鉄分や亜鉛などのミネラル、適度な量の脂質も摂取すると良いでしょう。

食事摂取するのが難しい場合は、サプリメントを利用することで不足した栄養素を補うことができます。

適度な運動

運動不足になると、全身の血行が悪くなり、乾燥肌の原因となります。ストレッチやウォーキングなど、やや汗ばむ程度の軽い運動を毎日続けることで血行が改善し、新陳代謝が正常化します。

ストレスの解消

ストレスにより交感神経ばかりが働くようになると、頭皮の血行が悪化し、栄養が運ばれにくくなります。また、過度のストレスは精神的・身体的不調や免疫力の低下を招きます。

フケが出ること自体が精神的ストレスとなり、症状の悪化につながる場合もあります。ストレスがたまっていると感じたら、できるだけこまめに発散させておきましょう。

洗浄力の弱いシャンプーを使う

乾性フケを改善するためには、シャンプー選びも重要なポイントです。市販のシャンプーには、洗浄力の強すぎる成分が含まれたものが多いため、成分表示をよく確かめてから購入するようにしてください。

乾性フケ用のシャンプーを選ぶか、洗浄力が弱い「アミノ酸系」や「弱酸性」と明記されたものを選ぶと良いでしょう。

髪を洗う際には、ゴシゴシこすったり頭皮に爪を立てたりしないように注意してください。また、頭皮の乾燥が気になるからといって、コンディショナーやトリートメントを頭皮に塗るのは絶対に避けてください。症状が悪化する恐れがあります。

頭皮を保湿する

身体の内側からの体質改善も大切ですが、それだけではなかなか改善が難しい場合があります。そのような場合には、身体の外側からも保湿対策をすることも必要となります。

頭皮ケアには保湿成分が含まれた育毛剤などを使用するのが良いでしょう。育毛剤には栄養や有効成分が含まれているため、使用し続けることで頭皮の糖化予防・老化予防にも役立ちます。

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