女性ホルモンが減少すると髪が細くなって抜け毛が増加する!対処法は?

ヘアケアに不満な女性

女性の薄毛や脱毛症の主な原因の一つに「ホルモンバランスの崩れ」があります。

女性ホルモンは髪の毛の量や質と深い関わりがあり、減少すると以下のような悪影響を及ぼします。

  • 抜け毛が増加する
  • 髪の毛が細くなる
  • 艶がなくなる
  • 髪がうねる
  • ハリやコシがなくなる

このような症状が進むと、髪のボリュームは徐々に減少し、やがて「びまん性脱毛症」へと進行していきます。

髪の変化に気付いたら、できるだけ早く予防・改善していく必要があります。

ここでは、女性ホルモンの減少が薄毛を引き起こす原因と対処法についてご紹介します。

女性ホルモンが減少すると薄毛になるのはどうして?

脱毛 毛周期 ヘアサイクル

髪の毛には、生え変わりの周期があります。これをヘアサイクル(毛周期)といい、「成長期」「退行期」「休止期」を繰り返しています。

成長期は、毛根にある毛母細胞が分裂を繰り返し、髪の毛がどんどん伸びる時期です。成長期が終わると約3週間の退行期に入り、髪の毛が抜け落ちると次の成長期に向けて約3ヶ月の休止期に入ります。

成長期は、女性が4〜6年であるのに対し、男性は3〜5年程度とされています。男性の成長期が女性と比べて短いのは、男性ホルモンによる影響です。

毛根の説明 看護師

女性ホルモンであるエストロゲンには、発毛作用や髪の毛を太く美しく育てる作用があるとされています。これに対し、男性ホルモンである「ジヒドロテストステロン(DHT)」には強い脱毛作用があるとされます。

ジヒドロテストステロン(DHT)は男性ホルモンである「テストステロン」と「5αリダクターゼ」が結合することによって作られます。

5αリダクターゼの分泌量が多いほど薄毛になる可能性が高くなるといわれ、その分泌量は遺伝によって影響されると言われています。

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男性ホルモンは女性にも少量が分泌されていますが、通常は女性ホルモンの分泌量が圧倒的に多いため、男性ホルモンの影響はほとんどありません。

しかし、何らかの原因で女性ホルモンの分泌量が減少すると、男性ホルモンが優位になり、抜け毛が増加します。

年齢による女性ホルモンの分泌量の変化

年齢とともに増加する抜け毛や髪質の変化は、女性ホルモンの分泌が減少することによるホルモンバランスの崩れが影響していると言われています。

エストロゲンは、初潮を迎える頃に作られ始め、20代後半〜30歳頃まで急増します。その後徐々に減少しはじめ、35歳頃には一気に下降します。そして、40代を過ぎると更年期に入り、50代になると閉経を迎えます。

年齢を重ねるごとに女性ホルモンの分泌量が減少するため、更年期や閉経を迎えるとホルモンバランスが崩れやすくなります。

女性の脱毛症である「びまん性脱毛症」は30代後半以上の女性患者に多くみられます。

ホルモンバランスの崩れが起こる原因

女性ホルモンの分泌は年齢によって増減がありますが、さらに様々な外的要因によっても分泌量が左右されます。

ホルモンバランスの崩れが起こる原因としては、以下のものがあります。

  • 更年期
  • 閉経
  • ストレス
  • 栄養不足
  • 睡眠不足
  • ピルをやめる
  • 出産

更年期や閉経など、年齢を重ねることによって引き起こされるホルモンバランスの崩れについては先述した通りです。

ここからは、他の原因についても詳しく見ていきましょう。

ストレス

一定期間強いストレスを受けると、正常な女性ホルモンの分泌ができなくなり、ホルモンバランスを崩してしまいます。

また、ストレスは毛髪に強い影響を与えるため、抜け毛や白髪の増加を引き起こすことが知られています。

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栄養不足・ダイエット

過酷なダイエットを行った結果、栄養失調に陥り、髪の毛がごっそりと抜けてしまう若い女性も増加しているそうです。

中には、月経不順や無月経などとともに脱毛症の症状を引き起こす人もいます。

また、成長期・思春期の女性の場合、急速な成長による栄養不足・ミネラル不足が起こることもあります。

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睡眠不足

睡眠不足や不規則な生活は、自律神経を乱れさせ、女性ホルモンの分泌を減らします。睡眠障害はストレスとも密着に関係しているため、ストレスと同時に改善していくことが理想的です。

ピルをやめる

ピルの成分は女性ホルモン(エストロゲン)です。ピルを服用している間は問題ありませんが、服用をやめた途端に体内の女性ホルモンの量が減少し、ホルモンバランスが崩れることがあります。

出産

産後の脱毛も女性ホルモンの減少によるものです。妊娠時には体内で赤ちゃんを育てるために女性ホルモンが増加していますが、出産を終えると一気に女性ホルモンの量が減ってしまうため、抜け毛の増加につながります。

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女性ホルモンを増やす方法とは?

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女性の身体はとてもデリケート。様々な原因でホルモンバランスの崩れを引き起こしてしまいます。普段の生活で女性ホルモンを増やすにはどうすればいいのでしょうか?

ここでは、女性ホルモンを増やすための方法をいくつかご紹介します。

女性ホルモンを増やす栄養素

毎日の食事で女性ホルモンを増やすことができたら嬉しいですよね。

そこで、ホルモンバランスを整え、女性ホルモンを増やすサポートをしてくれる食品や栄養素をご紹介します。

大豆イソフラボン

豆腐や豆乳、納豆などの大豆製品に含まれる大豆イソフラボンは、女性ホルモン(エストロゲン)と同様の働きをもたらすことが知られています。これは、大豆イソフラボンの化学構造式がエストロゲンと良く似ていることによるものです。

女性の薄毛の原因の一つに頭皮の血行不良も挙げられますが、大豆イソフラボンには血流の改善に効果がみられたという研究結果もあり、効果が期待されます。

ビタミンE

ビタミンEには、性ホルモンに働きかけ、ホルモンの生成や分泌などのバランスを整える働きがあります。それにより女性ホルモンが安定し、PMSや更年期などの不調をやわらげる効果が期待できます。

また、ビタミンEには強力な抗酸化作用があり、老化を促進させる活性酸素を抑制する作用があります。頭皮や毛根の老化予防にも役立ちます。さらに、血管壁を丈夫にし、血流を改善する効果もあります。頭皮の血行促進効果が期待できます。

ビタミンEが多く含まれる食品には、たらこ、いくら、アーモンド、うなぎ、唐辛子、かぼちゃなどがあります。

ビタミンB6

ビタミンB6には、ホルモンバランスの崩れによる女性特有の心と身体の不調を緩和する働きがあります。また、皮膚や髪の毛を健康的に保つ作用もあります。

たんぱく質を分解し、アミノ酸を作るためにも必要な栄養素です。

ビタミンB6が多く含まれる食品には、牛肉、まぐろ、かつお、鮭、さんま、鶏肉、豚肉、ナッツ類などがあります。

これらの栄養素をバランスよく摂取することで、女性ホルモンの分泌をサポートします。

ぬるま湯で半身浴

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日々の生活の中にリラックスタイムを作ることが、女性ホルモンを増やすコツ。

ホルモンバランスが崩れてしまう原因の一つにストレスがあります。現代を生きる多くの女性が知らず知らずのうちにストレスを抱えていますが、これが自律神経を乱れさせ、ホルモンバランスをも崩してしまうのです。

また、自律神経が乱れると、交感神経ばかりが働くようになり、身体の回復力や免疫力も落ちてしまいます。そうすると当然美容にも悪く、頭皮や毛根の状態も悪化してしまいます。

ぬるま湯につかることで、副交感神経が刺激され、自律神経が正常に働くようになります。副交感神経が優位に働くと、ストレスが軽減され、女性ホルモンの分泌も活性化します。また、毛細血管が拡張し、全身の血行が良くなるため、細胞の活性化やアンチエイジングにもつながります。

お湯の温度は38℃から40℃程度が適温であると言われています。ぬるめのお湯に40分以上つかり、身体と心の疲れをじっくりと癒してくださいね。

アロマオイル

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ストレス解消やリラックス効果が得られるものの一つにアロマテラピーがあります。香りに癒し効果があるなんて不思議に思われるかもしれませんが、実はアロマは過去にフランスで医療的なものとして使用されていたこともあります。入浴時に数滴を湯船に垂らしたり、寝る前のリラックスタイムに利用するのもおすすめです。

アロマは心地よい香りで癒しの効果が期待できるほか、脳に刺激をもたらし、女性ホルモンの分泌を正常化してくれます。ぜひ本格的なアロマを試してみてください。

ゼラニウム

ゼラニウムは、バラに似たしっとりとした香りを持つアロマオイルです。ゼラニウムには不安やイライラをやわらげ、精神的な不安定を整えてくれる作用があるといわれています。

女性ホルモンを整える効果もあるとされており、更年期障害やPMSなどにおける心と身体の不調の緩和にもおすすめです。血行の改善やむくみの解消にも効果が期待されます。

イランイラン

イランイランは甘いエキゾチックな香りのアロマオイルで、落ち着きやリラックスをもたらすとともに、心を高揚させ、感情を豊かにする作用があります。

神経を鎮め、深い睡眠を促したり、女性的な魅力を高めてくれるとも言われ、女性ホルモンのバランスを整え、生理不順や更年期などの不調にも役立つとされています。

ネロリ

ネロリはビターオレンジの花から抽出されたアロマオイルです。うっとりとするような上品で優しい香りが特徴で、心のバランスを整え、リラックス気分を高めてくれます。不安や落ち込み、抑うつなどに効果があり、ストレスの解消にもうってつけです。

女性ホルモンを高める作用もあるとされており、更年期障害やPMSなどのホルモンバランスの崩れを正常化し、女性としての魅力をアップしてくれるアロマです。

ローズオットー

ローズ系の香りは華やかで女性的な気分を高めてくれるもの。ローズオットーのアロマは50本の花からわずか1滴しか採取できないといわれており、深みのあるリッチなバラの香りです。

女性ホルモンのバランスを整えてくれるため、PMSや生理不順、むくみや子宮の痛みの改善、女性特有の体調不良などに役立つとされています。

クラリセージ

クラリセージは落ち着いたほろ苦い薬草のような香りのアロマオイルです。クラリセージにはリラックス作用やストレスをやわらげ、身体の緊張をほぐす作用があるとされています。

また、女性ホルモンであるエストロゲンに似た構造を持つ成分が含まれているため、ホルモンバランスを整え、女性特有の情緒不安定や気分の沈み込み、イライラ、不調などを整えてくれます。

ハーブティー

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香り高いハーブティーが、女性ホルモンの乱れに作用し、ホルモンバランスを正常化してくれます。ストレス軽減効果も期待できますので、一息つきたい時やお休み前などのリラックスタイムに取り入れてみてはいかがでしょうか?

チェストベリー

チェストベリーは、南ヨーロッパから中央アジアで採れるクマツヅラ科の植物です。月経不順や更年期障害などの女性特有の不調やトラブルに効くとされています。

ラズベリーリーフ

ラズベリーリーフは、妊娠・出産に役立つハーブとされ、ヨーロッパでは古くから安産のためのお茶として用いられてきたそうです。生理痛やPMSなどの女性特有の不調に役立つと言われています。

セージ

セージは、女性ホルモン様効果があるとされ、ホルモンバランスを整えてくれる作用が期待できます。少量でも効果があるため、他のハーブと混ぜて使うのもおすすめ。

レディスマントル

レディースマントルは、月経不順やPMS、更年期障害など婦人科系の症状に役立つとされるハーブです。女性的な心と身体を保ち、美容にも良いとのこと。

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