女性の薄毛にも関係ある!?AGAの原因【5αリダクターゼ】を抑制する方法とは?

image132

男性型脱毛症(AGA)の原因として「5αリダクターゼ」という言葉を耳にしたことのある人もいるのではないでしょうか? 実はこの物質、女性の薄毛にも少なからず関係しています。

ここでは、「5αリダクターゼ」とは一体どのような物質で、女性の薄毛にどのように影響しているのかについて詳しく解説します。

「5αリダクターゼ」とは?

「5αリダクターゼ」とは、男性型脱毛症(AGA)の原因となる還元酵素です。男性ホルモンに関係していますが、女性の体内にも存在する物質です。

男性の薄毛のメカニズムと遺伝の関係

まずは、男性の薄毛のメカニズムと遺伝について説明していきましょう。

男性型脱毛症(AGA)は、男性ホルモンである「テストステロン」と、還元酵素である「5αリダクターゼⅡ型」が結合することで「ジヒドロテストステロン(DHT)」という強力な脱毛作用を持つホルモンが作られることで引き起こされます。

では、なぜ薄毛になる男性とそうでない男性がいるのでしょうか。実は、男性ホルモンの分泌量にはそれほどの差はありません。しかし、「5αリダクターゼⅡ型」の分泌量は遺伝による差が大きいとされています。

つまり、遺伝により「5αリダクターゼⅡ型」が分泌されやすい体質であれば、薄毛になりやすいということになります。

女性の薄毛と「5αリダクターゼ」の関係は?

男性と同様に、女性も「5αリダクターゼ」と「テストステロン」の結合でジヒドロテストステロンが作られます。これが女性の薄毛の原因になることもあります。

「5αリダクターゼ」といえば、男性の薄毛の原因であるというイメージが強いのですが、実は、女性も大きな影響を受けています。

ただし、女性の場合は男性ホルモンの分泌が少ないということと、髪の毛を作る作用のある女性ホルモンが多く分泌されていますので、女性ホルモンの影響を強く受けているということにすぎません。

しかし、年齢を重ねるごとに女性ホルモンの分泌が減り、相対的に男性ホルモンが増えてくると、「5αリダクターゼ」の影響を受けやすくなります。

薄毛や抜け毛などの症状だけではなく、女性の多毛症も「5αリダクターゼ」が関与しているという報告もあります。女性でも顔の産毛が濃くなり、髭のように太い毛が生えてきたり、濃いすね毛や腕毛が生えるという人がいますが、これは男性ホルモンや「5αリダクターゼ」によるものかもしれません。

女性は更年期に薄毛が増加しやすい

女性は、年齢が若いうちは女性ホルモンの分泌が多く、安定していますが、30代になると徐々に女性ホルモンの分泌が減っていきます。

特に、更年期になると女性ホルモンの分泌が減り、男性ホルモンやジヒドロテストステロン(DHT)の影響を受けやすくなり、抜け毛の増加や薄毛などの症状が現れます。

女性の薄毛も遺伝する?

女性の薄毛には様々な原因がありますが、遺伝による影響も否定できません。男性よりも遺伝で薄毛になる確率は低いのですが、女性の場合は父方に薄毛の遺伝子がある場合、遺伝する可能性があります。

男性型脱毛症のように薄毛と遺伝子に関するメカニズムについて解明されていないため、詳しいことはまだ研究段階ですが、薄毛になる女性の中には遺伝子による影響を受けている人もいる可能性があります。

「5αリダクターゼ」を抑制する方法とは?

薄毛の原因となる「5αリダクターゼ」を抑制するにはどのような方法があるのでしょうか?

男性型脱毛症(AGA)を治療する場合には、「5αリダクターゼⅡ型」を抑制する作用のあるプロペシア(フィナステリド)を服用します。

しかし、女性の場合、プロペシアを服用すると重大な副作用を引き起こす可能性が指摘されており、女性の服用は禁止されています。特に、妊娠中の方が服用すると胎児に悪影響を及ぼす可能性があり、触ることも禁忌とされています。

女性の薄毛の治療法

女性の薄毛治療にプロペシアを用いることはできませんが、他にも様々な治療法があります。

女性の育毛外来においては、育毛剤や飲み薬の処方、育毛メソセラピー、レーザー、植毛などの方法があります。体質や症状によって適切な治療法を選びましょう。

自宅で治療する場合には、女性用育毛剤や育毛サプリメントを使用する方法もあります。

薄毛は進行する可能性がありますので、いずれの方法を選ぶにしても、症状に気付いたときにできるだけ早く治療をはじめましょう。

また、女性の薄毛は複数の要因が関係していることも多いので、食事や生活習慣などを総合的に改善していくことも必要です。

「5αリダクターゼ」を抑制する食べ物とは?

普段の食生活で薄毛を予防することができたら嬉しいですよね。

近年の研究により、以下の食品に「5αリダクターゼⅡ型」を抑制する作用がある可能性が明らかになっています。

ノコギリヤシ

男性の薄毛治療に使われる成分としておなじみのノコギリヤシですが、北アメリカに群生する植物で、古くから男性の滋養強壮に用いられてきました。

ノコギリヤシに含まれるβシトステロールやオクタコサノールにはⅠ型・Ⅱ型両方の5αリダクターゼを抑制する作用があるとされています。

現在はサプリメントとしても販売されており、入手しやすくなっています。

アロエ

image

アロエに含まれているアロインという成分に、5αリダクターゼを抑制する作用があるとされています。

アロエは食品として食べるよりも果汁を頭皮に塗る方が効果的という報告もあります。ただし、肌に合わないと逆効果になりますので、敏感肌の方やアレルギー体質の方は避けた方が良さそうです。

大豆製品

image

豆腐、豆乳、納豆などの大豆製品に含まれるイソフラボンは、女性ホルモンであるエストロゲンに似た分子構造を持っています。

イソフラボンをせっしゅすると女性ホルモンと同様の働きをするため、5αリダクターゼを抑制し、ジヒドロテストステロン(DHT)に変換されにくなるといわれています。

みかん

image

みかんの皮に含まれるd-リモネンという成分に、5αリダクターゼを抑制する作用があるといわれています。みかんの成分を配合した薬用育毛剤も販売されています。

亜鉛

image

亜鉛は、アミノ酸を髪の毛の材料となるケラチンに再合成するときに必要となる成分です。亜鉛には5αリダクターゼを抑制する作用があるといわれており、不足すると抜け毛や薄毛の原因にもなります。

女性は特にミネラル不足に陥りやすいため、意識して摂取していく必要があります。

亜鉛は牡蠣、牛レバー、豚レバー、うなぎ、しじみ等に多く含まれています。

>厳選!女性用育毛剤おすすめ人気ランキング

関連記事

ダイエットや偏食で抜け毛が激増する理由はたんぱく質不足!対処法は?
チリチリした癖毛の髪が増えるのはなぜ?髪質が悪くなる原因と対処法
髪にいい食べ物12個・弱った頭皮と髪の毛を改善するために必要な栄養素
乾燥?病気?白髪?頭皮が痒くなる原因と対処法